11月3日(金・祝)に池袋のサンシャインシティで開催されたイベント「アニメイトガールズフェスティバル」(略:AGF)。
そのステージにて推し達の初ライブが行われると聞いたので、現地に駆けつけてきました。
見に行ったのは、バーチャルYouTuber……、いわゆるVTuberと呼ばれる人達で結成されたグループ・ENGI-MONOGATRI(エンギモノガタリ)です。
なお、このレポートそのものはライブから2日ほどで書き上げていたのですが、ライブの配信が期間限定で視聴可能だった関係から、ネタばれ防止として配信が終了した本日に公開をさせていただいました。
あらかじめ、ご承知おきくださいますと幸いです。
そもそもENGI-MONOGATRI(エンギモノガタリ)って?
ENGI-MONOGATRIについて知らない方向けに簡単に紹介させていただくと、VTuberの火付け役となったキズナアイの運営会社である「Kizuna AI」と、アニメ専門チャンネル「アニマックス」を運営している会社・アニマックスブロードキャスト・ジャパンによる共同プロジェクトとして誕生したのが、彼らとなっています。
今年(2023年)4月28日から始動したばかりなので、VTuberグループとしては若手も若手といえるグループですね。
人々の負の感情から生まれた悪霊を祓う力を持った「エンギモノ」。
ENGI-MONOGATRIのメンバーは、そんな彼らの力を受け継いだ「ENGI-MONO(エンギモノ)」であり、悪霊を祓い人々の心を晴らす為に活動しています。
そういった活動内容だからか、歌にダンスにラジオ配信、さらには体を張ったバラエティ企画までやると、エンタメへの対応力が強すぎるグループでして……。
今回のライブでも、前半は歌とダンス、後半はバラエティ企画と、たった40分程の時間の中に彼らが普段やっている事の全てが詰め込まれていて、勢いが凄まじかったです。
40分でやる量じゃないのよ……。
パワフル過ぎるぜ、このグループ。
ライブ形式はXRライブ!
今回のライブは、「XRライブ」と呼ばれるライブ形式で行われました。
わかりやすく言い直すと、VRやARといった仮想空間と現実空間を融合(クロスリアリティ(=XR))させた形式のライブって感じですね。
昨今の仮想空間への技術発展に伴い生まれた最先端技術のライブで、VTuberのような方々はもちろん、そのほかリアルのアーティストさんのライブ、さらにはMVの演出として用いられることもあったりします。
私も写真でしか見た事がなかった技術なのですが、大きい会場だと、本当にステージの上に仮想空間が広がって見えるようになるみたいですね。もうこんなん未来の技術じゃん。人類って凄い……。
しかしまぁ、今回はAGF。
会場は池袋サンシャインシティの噴水広場と、通常のライブ会場とは環境が異なります。
そのなかで「ステージの上に~」といったのは、どう考えても無茶というもので。
実際、会場には大きな画面が設置されており、そこに仮想空間で歌ったり踊ったり喋ったりするENGI-MONOGATRIが映し出され、時々画面越しに観客に声をかけたりしながらのライブが行われていきました。
仮想空間と現実空間でやりとりができている……、と思えば、これもまたクロスリアリティ。
それ以前に、普段はスマホやパソコン、タブレットなどの小さい画面の中で見ている推し達が、ドデカスクリーンに映し出されているだけで、もう充分魅力的というもの。
いうなれば、普段はテレビ放送のアニメやドラマを劇場版スケールで見させてもらってるわけでして。
ドデカイ画面で見る、推し達の巨大顔面よすぎて震えた。
あんなに顔がいい推し達が、こんな巨大になっちゃって……。
MCも、普段は余裕がある大人なメンバーが緊張で噛み噛みになったりと、いつもの動画では決して見られないであろう皆の側面が見れて興奮……げふん、楽しかったです。
ちなみに、前半のライブでは既存のオリジナル曲にくわえ、カバー&新曲も披露してくれるファン殺し構成で、音楽沼育ちのヲタクである私の心は見事にぶち抜かれました。
記事冒頭でも書きましたが、ENGI-MONOGATARIは歌って踊れるVTuberグループなので、全曲歌って踊ってくれました。
ダンスが初公開された既存オリジナル曲もあったので、ここでしか見れない感がよかったです。
新曲のダンスも、ポップな楽曲にあった可愛さとカッコよさが兼ね備えられてて眼福でした……。
ところどころで、上半身だけならファンもあわせて踊れそうだなって思う振りがあったので、いつかどでかい会場でライブやるようなことがあったら「皆であわせて~」とかってできそうだったな。
まぁ、個人的に1番ツッコミたいのはカバー曲がLIFriendsの「アゲアゲええじゃないか!!!」だった件なんですけど。
めちゃくちゃ皆のテンションやENGI-MONOGATARIの「みんなの心を晴らしたい」というテーマにあってて、最高のカバーだったけど、あの曲、2010年代の曲ですよね。
今、令和なんですけど?
平成の名曲、よく引っ張ってきたわね?
そういえば、YouTubeにあるENGI-MONOGATARIの歌ってみたで、和田アキ子さんの曲カバーしてたメンバーいたっけ(←「アゲアゲええじゃないか!!!」がTBS系番組「アッコにおまかせ」のEDだった曲ことをふいに思い出した人)。
ENGI-MONOGATARI、絶対スタッフの中に音楽詳しい人いるでしょ……。
語彙力破壊された後半戦
正直、この前半戦だけでもうお腹いっぱい大満足なライブだったのですが、ここで追撃が発生。
なんとライブ後半、突如として、舞台袖から本人達(三次元)が登場。
…………………………は?(当時の私の心境)
舞台袖から、
本人達(3次元)が、
登場、
してきた。
ここで、ENGI-MONOGATRIについて情報を1つ追加しておきます。
ENGI-MONOGATRIはメンバーを演じる演者さん、いわゆる「中の人」を公開しているグループです。
演じているのは、声優や舞台俳優などをやっている方々。
なかにはモーションアクターをやっている方もいて、私も別のゲームで彼の演技を見たことがあり、メンバーにいると知った時はあまりの驚きに戦慄したのを覚えています。
このグループ、思った以上にやっべぇぞ(ごくり)
要するに。
この中の人達が、ENGI-MONOGATRIの格好をして、本人になって登場してきたわけです。
突然。
仮想が物理で現実に混ざってくるとか、誰が思ったか。
これが真のクロスリアリティ……!?(違う)
予想外すぎる展開に、自分の中の語彙力がゴリゴリ低下していく音がしましたね。脳内パラメーターが、語彙を捨てて感情に全振りし始めた。語彙力が物凄い勢いで消滅していく。黄色い悲鳴しか口から出せなくなるかと思いました。ライブレポ書ける人間に戻れてよかった。
3次元版の後半戦では、彼らがYouTubeでよく公開しているバラエティ企画のAGF版が行われました。
会場にいる人達をキュンとさせる一言を言えた人が優勝というゲーム――、なんですけど、正直、キュンというよりも笑いが止まらなくなる面白セリフが多かったです。
個人的には、最初にセリフを言ってくれた虎寿郎くんが1番面白くて好きでした。
キュンとしたのは、1番最後にセリフを言ったテンカくんの「おいで」(イケボ)だったんですけど、虎寿郎くんの「俺が君たちのほんまの意味でのサンシャインになったるから」が忘れられなくてですね……。
池袋サンシャインシティでそれを言ってしまうアナタのセンスが、ほんまに大好きです。
詩月くんの寸劇まがいのステーキ「あ~ん」も面白かったなぁ。
一口だけ「あ~ん」するならまだしも、まさかのステーキを全部切って「あ~ん」してくれるのは、もはやキュンを通り越して介護されてる気分になるのよ(笑)
でも、そういうところが大好き。これからも、そういうところをもっと見せてください。
あと、その、ですね……?
私、亜門くんってメンバーのジャンプが凄く好きなんですけど(変なところが好きな自覚はあるので、触れないでやってください)、生でジャンプしてるの見ちゃって脳みそがショートしかけるかと思いました。
めちゃくちゃ飛んでた。跳躍力凄い子だなって、動画の中で飛んでるの見た時思ってたけど、リアルでも跳躍力すごかった。ぴょんぴょん身軽に飛んでた。重力、どこに置いてきたの……?ありがとう、飛んでくれて、ありがとう……。
いつも動画の中で見てる皆が、リアルでそこに存在してる、このザ・存在感よ。
動きも声も、まんま皆だった(当たり前)
物理って凄い。
なお、実際、あまりの感情の振れ幅に会場ではガチで泣きました。
会場で泣くシーンでもないのに泣いてた奴を見たよって方がいましたら、それ、私です。お目汚し失礼いたしました(白目)
正直、VTuberというジャンルでここまで「中の人」を出してしまうのって、普通のことなのか、私にはわかりません。
VTuberについては、今までTRPG配信で軽く触れてる程度の人間だったので、あまり界隈のことに詳しくなくて……。
中の人問題が結構シビアな話題である事だけは、外から見ていて知ってるって感じです。
実写で撮影してるVTuberさんもいるらしいけど、賛否両論って聞いてる。
ただ、個人的には今回こうしてリアルの本人達を目の当たりにして、本当の本当にENGI-MONOGATRIは実在しているのだな、と改めて感じました。
自分の中の実在感がとても増した気がします。2次元なんだけど、確かに自分と同じ世界・次元で活動しているグループなんだなって。
なんだか不思議な感覚だけど、これもまた、2つの次元が融合して生まれたクロスリアリティ故のものなのかも?
未来に生きてるなぁ……。
そんな感じでまとめ
今回のライブですが、実はありがたいことにステージ観覧優待チケット(抽選)をゲットできていたので、ステージに近いところでライブを見させていただくことができました。
正直、チケットは当たらない可能性のが高いと思ってたので、当たると思ってなくて当選メールが来た時はビビリ散らかしました。
こういうの、基本当たらないタイプの人間なので。
しかも、ENGI-MONOGATRIにハマッたの、本当に最近だったので優待チケットに応募したのギリギリだったんですよ。それもあって、なんとなく今回も当たらないのでは……、と思っちゃってた。
まぁ、当たらなくても当日はフリー観覧可能だし、フリーで観覧すればいいよね~、配信もしばらくアーカイブ残るらしいし、そっち死ぬほど見ればいいかぁ~って、すっかりゆるゆるとした気持ちでいました。
しかも当選メール来た時、ENGI-MONOGATRIのバラエティ動画見て爆笑してる最中だったので、ちょっと一瞬何が起こってるか理解できませんでした。
縁起、担がれました……?
AGFもギリギリ当日券購入できて中に入れたのでよかった……(AGFは、ステージとグッズを買える会場の2箇所にわかれているイベントで、後者には入場券がないと入れないのです)。
実はAGF自体初参加だったので、どこでチケット買えばいいかわからず迷子になってた……。
それにしてもこれ、ライブのレポートというよりも、情緒が破壊されたオタクのさまを記録したレポートになってないか?
せっかく物書きさんがいっぱいいるSNSなので、よかったらオタクを書く時の資料にでもしてやってください。書き手冥利につきます。
皆、これが推しに情緒壊されたオタクの姿だよ(白目)
コメント