#私が小説を書く理由

#私が小説を書く理由

理由なんてどこにもないけれど

初めて正直に話そうと思う。

小説を書き始めた理由は、私の大嫌いな奴が小説を書いていたから。
私はクズで性格も歪んでいるので、その人のことが嫌いで嫌いで仕方がなかった。悪い人だったとか、そういうのではない。私が勝手に嫌っていただけ。
だから何か一つでも、その人より秀でていたいと思った。その人が小説を書き始めたから、私だって書いてやると思って筆を取った。そして、その人と同じコンテストに応募した。
結果はもちろん、撃沈。その人も受賞はしなかったけれど。
その人が書くたびに躍起になって書いた。負けたくない、絶対に。

書き続けているうちに、本来の目的である「その人より秀でていたい」より「書く楽しさ」が勝ってきた。書いてはコンテストに応募して、ありがたいことにぽつぽつと受賞できるようになった。
その頃にはもう、嫌いな人のことなんて忘れていた。

だから今、改めて「小説を書く理由」を考えてみたけれど、どこにもない。どこにもないし、才能もないし、書くたびに「違う! こんなものが書きたいんじゃない!! うぎゃーー!!」と叫びたくなっている。叫ぶくらいならやめればいいのに、なぜだかやめられない。
周りはどんどんコンテストで受賞して、書籍化して、私といったら大した実績もないのに。

何のために書いているのか?

行き着く答えは一つ、『書くことが好きだから』。
クソみたいな理由で始めたくせに、今更純粋に好きだなんて言ってんじゃねーよと思ったそこのあなた。正論です。1ポイント獲得。(何を言っているのか)

受賞したら嬉しいし、落ちたら悔しい。書けば書くほど自分の下手さに地団駄を踏みたくなるし、完璧だと思えた作品なんて一つもない。
周りと比べたら書くのをやめたくなるけれど、それはそれで悔しい。

受賞したい、書籍化したい、欲望はいろいろあるし「書く理由」といえばそうなのかもしれないけれど、
根底にあるのはやっぱり「好きだから」という純粋な思いなんだと思う。

クズの中にも純粋さが少しは残っているんですね、というお話でした。
ここまでお読みくださった数少ない読者の方、ありがとうございました。
たまにエブリスタに投稿している者です。何卒よろしく(絶対ここで言うことじゃない)

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