140字でちいさな世界

140字でちいさな世界

それは忘れじの花。
忘れられない人がいる者にしか見えない、青く輝く夜の花。

遠距離を理由に心も体も離れてしまった貴方から、何年かぶりに連絡がきた。

ついてくるくらいには未練があった。

でも貴方が気紛れな人だって、今も覚えてるんだよ。

「ごめん、花なんて見えない」

花は夜の中で一際美しかった。

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