140字でちいさな世界

140字でちいさな世界

火災報知器がけたたましく鳴った。

驚く私の目の前を時計片手にウサギが駆け抜け、
それに負けじと亀が風のように走り去る。
置いていかれた浦島太郎が慌ただしく後を追い、
恩返ししたい鶴が飛んでいき、
私は目を白黒させたまま走り出した。

鳴り響いてたのは目覚まし時計。
何だ夢か。

私は会社に遅刻した。

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