#私が小説を書く理由

#私が小説を書く理由

人生を豊かにする手段。

 そのひと言に尽きます。

 まず、僕が小説を読み始めた経緯をお話ししますね。
 初めて興味を持ったのは大学生の時。小説なんて無縁の人生だと思っていた自分の前に、そんな固定概念をぶっ壊す一冊が現れました。

[オレたちバブル入行組]

 当時、「倍返し」の名ゼリフで一世を風靡したドラマ"半沢直樹"の原作小説。その圧倒的なエンタメ性に、僕は心を奪われました。
 大学を卒業して就職しても、その没頭ぶりは変わりませんでした。いつの間にか大きめの本棚まで購入し、読み終わった小説を並べていく毎日。空想に浸る時間は充実していました。

 そして、月日が流れたある日。

軽快なメロディーと共に、夜に駆けるあのユニットが彗星の如く現れました。

 何度も曲を聴き、何度もPVを見て、どハマりしてしまった僕。それから三曲ほどリリースした時、ある共通点があることに気付きました。

 これらの曲全て、小説が原作になっていること。そしてそのどれもが、小説投稿サイトから生まれていたこと。

 「読む」側から「書く」側へ変わった瞬間でした。自分が思い続けてきた小説の魅力を、今度は自分が発信したい。そんな気持ちが僕を突き動かし、小説を書き始めました。

 創作を始めて、約二年。
 休日の隙間時間や平日の夜に没頭する執筆が、今では日課になっています。仕事のモチベーションにも繋がって、一石二鳥です。
 どうすれば・・・・・・分かりやすく読めるのか?面白いのか?胸が熱くなるのか?そして、最高のエンタメ小説が書けるのか?自分なりに工夫を凝らして、空想の世界を少しずつ創り上げています。
 日常生活や些細なアイデアからヒントを得て、それを膨らませていく。同じようなシーンでも、どんな書き方なら魅力的になるだろう?自分らしさが伝わるだろう?基本的には自問自答ばかりですが、そんなことを考えている時間は、充実しているな〜と心から感じます。
 
 小説に出会って、創作に出会って、僕の人生は格段に豊かになりました。SNSで交流のある作家さん達との繋がりも、今では僕の宝物です。
 だけど・・・・・・もっと胸アツな小説を書いて、もっともっと豊かにしたい。無謀に思えるような欲が、僕の筆をさらに走らせています。ASAYAKEの真骨頂は、まだまだこんなもんじゃありません。

 僕が初めて小説を手に取った、あの日のように。あの感動を、衝撃を、胸の熱さを、次は自分の手で。その先にコンテストの受賞や、願わくば直木賞・・・・・・それは言い過ぎですかね(笑)
 まぁ、太陽くらい熱い心は持っています。

 日頃、僕の作品を読んでくださる皆さん。
 こんな自分ですが、これからもどうかお付き合いくださると幸いです。

 創作活動も、自分の人生も。
 もっともっと豊かにしたい。し続けていきたい。それが、僕が小説を書く理由です。

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