読書録その6:ブラックボックス/砂川文次
これを読んでいて、感情抑制の苦手な友人を思い出しました。
主人公はそんな性格ゆえに、職を転々としています。
よく言えば自分の感情に正直なのです。でも、普通の人なら空気を読んでしまう場面でも、この主人公はガンガン突っ込んでいき、無自覚に人を助けたりします。
主人公の心情が丁寧に描写されていて、主人公の抱える苦悩や生き辛さがヒシヒシと伝わってきました。
ただ、序盤はある分野の専門用語が結構出てくるので、自分はスマホ片手に読ませて頂きました。
200ページ未満と読みやすい厚さなので、気になる方はぜひ読んでみてください。
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