雲のように風のように《ネタバレ注意》
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雲のように風のように《ネタバレ注意》

昨年か一昨年にインターネットで話題になったアニメーション作品。原作は酒見賢一氏による『後宮小説』(私は未読です)。
1月5日までYouTubeで無料で視聴できます。⇒ https://youtu.be/m_iqXFgdOj0?si=GvWo4ytD3B4nIxKe

私はこの作品を初めて観ましたが、大変素晴らしかったです。様々な人たちが絶賛している理由がよく分かりました。
原作である『後宮小説』は中華ファンタジーの祖のような作品だとネットで言われているのを目にしていたのですが、アニメを通してそれにも合点がいきました。
今や当たり前のように出てくる「お城や後宮をウロウロしている女性と見紛うほどの美男子(正体不明)が実は偉い人で…」の元ネタは『後宮小説』なんでしょうかね?

本人から「私は男だ」と言われるまで主人公・銀河が女性だと勘違いしていたコリューン。声は男性が担当しているのですが、大変すっきりした声だったので銀河が女性だと勘違いしている展開に違和感はなかったです。なにより顔が美しいしね。
子供が観るには少々難しい内容に感じられましたが、YouTubeのコメント欄では「子供の頃に観て大好きになったアニメ」というコメントがたくさんあったので、実際はそんなことはなかったみたいですね。
後半はズビズビ泣きながら観てしまいました。
とある場面でコリューンと銀河がえっちなことしたのかなコレ…?と思いながら観ていたら、最後のナレーションでそれがわかって「2人がえっちなことをしました」をあんなふうに表現するのか、すごいなと感心しました。全く肌を見せることなく、性的な単語を使うことなく「2人は愛し合ったのです」を違和感なく出してくるのが本当にすごい!!
コメント欄で、放映当時に観たときは銀河が「あたし子供じゃない」と言うのが急すぎると感じていたと仰っている方がいたのですが、たしかに~と思うと同時にそこはやはり尺の関係もあるよねと。もっと時間があれば銀河の成長を細やかに描けたのでしょうが、2時間くらいしか時間がないからね。
コリューンの場合はタミューンが隣室にいるのが嫌だったとわかるセリフ(タミューンのセリフ)があったので、「もしや、銀河とえっちなことができないからですか?」と思っていたのですが、あながち間違いではなかったのかも。実際はタミューンの心身が心配だとか、自分を心配しすぎなタミューンの姉弟愛が重いとかそんな理由だったのかもしれませんが。
銀河に「(人生がハチャメチャなせいで)そなたと本当の夫婦にはなれないかも」と言っていたコリューンでしたが、最後の最後に銀河と夫婦になれたんだなと思うとなんとも悲しくなってしまいます。

YouTubeのコメント欄で江葉が人気キャラになっていて面白かったです。キャラデザが褒められていました。たしかに可愛いよね。
私は少しも褒められていない(でも貶されてもいない)セシャーミンちゃんが憎めませんでした。あの正直さと傲慢さはなぜか嫌いになれない。
とか言いつつ、一番好きなキャラはタミューンです。めちゃくちゃかっこよかった!!

※画像はいらすとやさんからお借りしました。

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ささや
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