近いはずの人
『近いはずの人』(小野寺史宜)、読了。
とにかく構成が素晴らしかった、の一言に尽きます。
突然の事故で妻を亡くした男の話ですが、前半はとにかく過去をウジウジと(言い方)振り返る話ばかり続きます。なんだかストーリーが前に進まずに足踏みしてるなあ、という印象を受けたのですが、
中盤のとある出来事からガラリとテンポが一転。前半の足踏みは後半との差をつけるためにあったのか、と読了して納得しました。
主人公の変化にグッとくる話でした。
緩急つけてストーリー進められるのってすごいなぁと。私が書くと永遠に停滞するかラストまでぶっ飛ばすかの2択しかできない。(だめじゃん
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