読了:『自称詞<僕>の歴史』
web小説を読み、書きしていると
いわゆる「僕っ娘」というカテゴリーが存在することに気付きます。
よくよく考えてみると、「俺」も「僕」も男性が主に使う自称詞にもかかわらず
あえて「僕」だけがフィーチャーされるのは何故だろう、という素朴な疑問を抱き
本書を手に取りました。
何となく、明治時代の文豪が小説に使っているイメージが強かったので
その辺りから普及したものと思っていましたが、
実際にはもっと古くから存在し、そして強いイデオロギーを含んだ自称詞であると
本書には書かれています。
ジェンダーの問題にも言及されており、深く考えさせられる本でした。
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