読了:『烏に単は似合わない』
TVアニメ版「烏は主を選ばない」を見ていて、だんだん話がこんがらがってきたので頭の整理のために読みました。
※TVアニメ版は、第一作の『烏に単は似合わない』と、第二作の『烏は主を選ばない』をミックスして作られています
アニメのネタバレを避けたい方は最終話を見るまで我慢した方がいいと思いますが、私は読んで良かったです。
発刊当初からずっと存在が気になっていた作品だったので……
ちょうどこの本が発刊される少し前に、私は八咫烏が出てくるファンタジーものの構想を練っており
本作を見て「先を越された!」と勝手に悔しい思いをしたという思い出があります(←若さゆえの思い上がり)
そのとき考えていた私の作品はこちらです↓
『鏡の誓い』
https://kakuyomu.jp/works/1177354055339416953
隙あらば宣伝。八咫烏シリーズを読む前に書いた作品ですが、「八咫烏が人に転身できる」「特殊な力を持った八咫烏が生まれることがある」「東西南北を守る存在がいる」辺りは共通していました💦
さて、アニメ版では雪哉と澄尾の若宮のお付きコンビが好きなのですが、本作ではほぼモブ同然の扱いでちょっと悲しかったです。これは二作目以降も読むしかありませんね。というより、作品自体が続編ありきな印象を受けました。平安風後宮ものとしてみると、朝廷争いの様相があまりわからず物足りないうえ、明らかになっていない謎が色々と残っているので……
物語の中心となる四家の姫の中では、ダントツで浜木綿が好きです。長身イケメン女子は性癖ど真ん中すぎます。そして小説版(本書)を読んだ後に、真赭の薄(ますほのすすき)も好きになりました。気位は高いが自分の過ちをきちんと認め、反省し謝罪できる素敵な女性。終盤に彼女の見せ場があるので、アニメ版でどう描かれるのかが楽しみです。
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