読了：『そうか、君は課長になったのか。』

　「課長」という役名自体が過去のものとなりつつある気がするのは、私だけでしょうか。
　いえ、「○○マネージャー」という横書きの名前に代わっただけで、いわゆる中間管理職の職責を担う人は、どの会社にもまだまだたくさんいるでしょう。

　肌感覚ですが、中間管理職は「求められる役割ばかりが増えて、その割に給料が安い」地位としてネガティブに捉えられる風潮が多いように思います。しかし、本書は中間管理職をポジティブな役職として解釈し、これから中間管理職の職務に就く人にエールを送る内容となっています。

　己の現況と照らし合わせて、胸が苦しくなる部分もありましたが
　中間管理職を応援する主旨の書籍を見かけることはあまりないので、当事者にとって有意義な本なのではないかと思いました。

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