執筆

作成中SF小説の一コマ

拙い文ですゆえ、改善点などあれば教えていただけると幸いです。底の方に一応のキャラ説明があります。

「死ぬの、怖い?」
腰から下を血で染めた兵士はその問いかけに答えるように、震えた唇をパクパクと動かす。
「…そっか。」
「……私も、嫌だなぁ。」
そう呟きながら、戦友だったものの最後を見届ける。鼻先の冷たい感覚でふと空に目をやると、ゲルガーIIIに季節外れの雪が降っていた。
「初雪かな。」
そこに生えていた野花を添えて死体に別れを告げ、コクピットに潜り込む。
「寒いの嫌なんだよね。」
ヒーターを付け、夏の緑葉に雪がかかる景色を眺める。
「…どこにいるの、アシモフ。」

〜〜

「あんたはさ、変わったよね。」
見つめたランタンから視線をそらさずに、エマはそう呟いた。少し間を置いて、堪忍したかのようにアシモフが口を開く。
「…というと。」
「昔のアンタなら、機体が生きてるかより、パイロットが生きてるかを確かめたがった。」
「前線に立って3年だ、人間誰でもこうなる。」
「…それで片付けていいの?」
「………今は待ってくれ。」

・エマ…合衆国軍隊女性パイロット「とある理由」で転属になった士官学校時代の学友アシモフをゲルガー星系の戦いで探している。
・アシモフ…エマの士官学校時代の学友。正義感に溢れ、その真っ直ぐすぎる性格でよく問題を起こしていた。兵士を駒扱いする上官に激昂し前線へ左遷。その後の消息は不明

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投稿者

たらこ

コメント

  1. ささや ささや

    こんにちは。
    コメント失礼いたします。
    文章を読ませていただきました。気になった点を挙げさせていただきます。

    >鼻先の冷たい感覚で
    文章として少し不自然に感じました。鼻先に冷たさを感じて、とか、別の文章に直した方が自然に感じる気がします。

    >そこに生えていた
    そことはどこでしょうか。足元でしょうか、死体のそばでしょうか。

    >堪忍したかのように
    観念したかのように、の誤りでしょうか。

    以下、個人的に気になったこと
    >ゲルガーIII
    区域の名称か、コロニーの名称でしょうか?

    もし、私のコメントのせいでイライラさせてしまっていたら申し訳ございません。私はただの素人なので、もし納得がいかなければ読み流していただけますと幸いです。私自身、上記のコメントが正解だとは思っていませんので。

    失礼いたしました。

  2. たらこ たらこ

    @ささや
    コメントありがとうございます。堪忍は完全に間違ってますね……、ありがとうございます。どうしても脳内映像の補完のような形で文を書く癖があるので情景描写が薄いのはお許し下さい。今後の参考になりました。ありがとうございます。
    追伸 ゲルガーIIIはゲルガー星系第三惑星という意味です。

  3. ささや ささや

    @たらこ
    返信ありがとうございます。
    差し出がましいコメントだったかもしれないと思っていましたので、そのように言っていただけて恐縮です。

    ゲルガーIIIの解説もありがとうございます。しっかり設定を作ってあるんですね。
    私はSF小説の執筆をとても難しく感じているので、設定を考えたり実際に書いたりできることがすごいと思っています。執筆頑張ってください。

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