執筆

「私が小説を書く理由」への投稿を見送った話

「定型発達者に負けるようなら自我が崩壊する」

とはさすがに言えんでしょ。だから出しませんでした。

そして、2023年8月31日、またひとつ負け星を増やしてしまいました。ノベルアップ+の『「魔法のお守り」短編小説コンテスト』、私の作品が選ばれる事はありませんでした。

見送ったのになんで今頃になってやっぱ書く気になったのか。それは、

「禍福は糾える縄の如し」

という言葉について少し語ろうと思ったからです。あ、由来とか、調べればわかる事はやりません。

この言葉は、慰めとして使うなら、人に対して限定にした方がいいですね。自分に対して使うと、思わぬダメージを被ります。

例えば。

私はこの春、仕事中に交通事故をおこしました。それにまつわる会社への不信感も募り、肉体的、精神的、そして経済的にも追い込まれ、そのせいでしなくてもいいミスが頻発する有様で3か月くらい本当にどうしようもない状況にありました。

もし「禍福は糾える縄の如し」の言葉に従い、今こうして辛いのだからコンテストはきっといい結果がもたらされるだろう、などと思っていたら……どんな反動があるか、言うまでもありませんね。皆様のうち、ただのひとりとて、悔し涙を吞んだ事ない者などおられやしないのでしょうから。

ただ、そのダメージを無駄に増やす事もない、と思いお話しさせていただきました。

今こうして、このお話を独白できているのは、別の要因からです。別の要因があって、私は今どうにか立ち直る事ができました。

努力は、何も約束してくれない。
しかしそれは、そういうものだからこそ、慢心を許さない。
また、積むべきものを、日々積み重ねるのみ。

でも今日くらいはガッツリ落ち込みますけどね!

報告する

投稿者

山倉鹿片
山倉鹿片

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。