文学フリマ大阪13 新刊紹介
『終章集』
もくじ
■ポスト・アポカリプスをめぐる エピローグ
終わった世界から終わった世界へ移動する力を得た、少女の旅の記録。
さあ、今日はどんな景色を見に行けるだろう。
■まろうど桜
春の滅亡。ある湖のほとりの名物桜が、その品種にはないはずの芳香が漂わせるようになった。
■世界を切り取る
夏の滅亡。世界のあちこちに、長方形の虚無が穿たれはじめた。
■うつろい
秋の滅亡。天の川銀河の地球を旅して、日本の秋からインスピレーションを得た、Y星のアーティストが思いついた『作品』とは。
■絶氷の女王
冬の滅亡。全てが凍りつく日を前に、やりたかったことをやる。
■光墜としの夜。
恋の滅亡。失恋の痛手は星も夜景をも墜とす。
■ポスト・アポカリプスをめぐる エピローグ
五つの滅亡世界をめぐった後、たどり着いた水没都市で、滅びを旅する少女は、世界を滅ぼす少女に出会う。
■世界毎秒滅亡説
今こうしているあいだにも、世界は、一秒ごとに滅亡と再生を繰り返しているのではないだろうか。
コメント