「第20回坊っちゃん文学賞受賞作品の感想募集」についての感想

https://bocchan-shortshort-matsuyama.jp/

こちらの企画に参加しました。
坊っちゃん文学賞の受賞作品についての感想を送ると抽選でプレゼントがもらえるかもしれないというものです。
作品についての感想ではなく、この企画についての感想を書く人はいないかもしれないので書くことにしました。

まず、この企画はSNSをしていなくても受賞者へ感想を届けられる機会を得られるし、とても良い企画だと思いました！
ここ数年坊っちゃん文学賞の受賞作を追いかけている自分としても、公式でこのような企画があるのはとても嬉しかったです。
抽選でプレゼントもあるので、それを目的に作品を読む人も少なからずいると思います。
普段ショートショートを読んでいない方の読む機会にもなり得ますし、なにより、作者さんにとって感想はとても励みになるものです。

私自身今まで坊っちゃん文学賞の受賞作への感想をSNSやサイトで残すことが多くありました。
その際、作者本人から感謝の連絡が届くことが多かったです。
作者のモチベーションが上がることにより、また素晴らしい作品が生まれていきます。
そのことがショートショート・ひいては坊っちゃん文学賞の認知度をさらに広める効果があることは説明するまでもありません。

今回、私も応募フォームから受賞作品の感想を送りました。
このような試みは続いてほしいので、気になった点を感想として残しておきます。

・1回の応募で1作品しか選べないのはストレス
「好きな作品を１作品だけ選んで投票」という企画ならまだしも、1回の応募で1作品だけしか出せないのはストレスです。
「最大6作品の感想を応募できる」のなら、一度の投稿で6作品まで書けるようにしてほしかったです。
感想を書くという行為は、はっきり言ってほとんどの読者からしたら面倒な行為です。
それが応募フォームの仕様で「1作品しか出せないなら1作品だけ書いて送ればいいや」となりやすい構造になっているように感じます。
感想だけじゃなく、アンケート、個人情報も毎回入力するのですから。はっきり言って個人情報を何回も入力したくありません。アンケートも統計を取るにしても同じ人間から同じ回答が集まるだけです。

・読んですぐが一番感想が書きやすいので、応募フォームにも作品のデータがあればいいなと思いました。
それぞれの作品の下に感想を書きこむ場所があって、順番に読んで順番に感想を書いて最後に送信できるようなフォームだと、簡単に(そしてついでに)感想を届けられるので、感想を書くハードルは下がるような気がしました。
応募企画に複数感想を送りたいと思ったとしても、作品データと応募フォームを何度も往復する人は稀だと思います。
今の状態で全作品その往復に耐えられる人は、自分のようにすでにショートショートが好きな人、もしくは書き手だと思います。個人的な感覚ですが。

・なぜ感想が300字程度に制限されているのか？
サイト内での紹介や作者に届ける都合かもしれないですが、ここを制限する必要ってあるのでしょうか？
届く感想のほとんどが300字内の感想だとは思いますが、感想を求めているのに感想について制限されているのが気になります。
好きな作品については思いっきり熱意を込めて書かせてほしいときもあるので…。

なんか小姑みたいな感想になってしまいました。すいません。
だけど坊っちゃん文学賞についても、この企画についても応援したいので感じたことをそのまま書いておくことを選びました。
20回だけの特別企画！とかになっても寂しいし、どんどんこの企画もブラッシュアップされて「坊っちゃん文学賞に受賞したらたくさんの感想がもらえる」という応募する動機にまでなれば素敵だと思った次第です。

と、いう個人的な感想でした。終わり。